暇の時間

生成生まれの独身会社員。幸せになりたい、そんな日々をだらだら書く。

読書記録:読書脳~読んだら忘れない読書術~

自己啓発のために読書するぞ、と思い、
今まで読書をするということはありましたが、振り返ってみると、
「どんな本を読んだっけな?」
「どんな内容だったけな?」
なんてことになっているな、と感じます。

本書では、「深読」がすすめられています。

深く読み、議論できるくらいに本の内容を理解することが大切です。
せっかく本を読んだのに、内容を忘れてしまってはもったいない。その本によって、自分の行動が変わらないと、本を読んだ意味がない。今までの読書は、読むために読むような、意味のない自己満足の読書だったなと反省します。

では、どうしたら内容を忘れず、意味のある読書にできるのか、本書が教えてくれました。

 

どうしたら忘れない読書ができるの?

どうしたら「記憶に残る読書」「読んだら忘れない読書」ができるのか。

それは読んだ内容をアウトプットすることです。
アウトプットする過程で、より自分の中で理解が深まります。
学校の勉強でも学生の時に、勉強したことを他人に教えると、理解が深まるよ、と言われたことを覚えています。

それと同じように、インプットだけではダメで、アウトプットすることで、それが自分の血肉になるということですね。

では、具体的には何をしたらいいのか、いくつか紹介します。

マーカー読書術

本を読みながら、新しい気づきや、自己成長の為に役に立つな、と思ったところにマーカーを引きましょう。また感じたこと感じたこと、ひらめきをメモしましょう。

そうすることで、読みながら(インプットしながら)、最初のアウトプットが同時にできます。
また、ラインを引いたり、メモを書いたりする作業は、読む動作とは脳の別の領域によって行われます。つまり脳が活性化され、より記憶に残りやすくなるのです。

ソーシャル読書術

本を読んだら、得た気づきや為になったことなどの「感想」や「名言」をSNSで投稿しましょう。

マーカー読書術では、自分の本のみにアウトプットが残るだけでしたが、これは第三者に見られるものです。第三者に見られると思うと、やはり「適当な事は書けないな」と内容を精査します。つまり、内容をより深く理解しようとするのです。

レビューライティング読書術

自分の気に入った本、特におすすめしたい本は、書評やレビューを改定ミルよ良いでしょう。

SNSへの「感想」や「名言」の投稿よりも、もう少し深く掘り下げながら紹介をする。そうすることで、より高い水準のアウトプットとなり、記憶により深く残ります。

そもそも読書する時間がない

さて、記憶に残る読書には、アウトプットすることが大切、それはわかった。
けれど、そもそも読書する時間がとれない。そんな悩みありますよね。

スキマ時間読書術

平日は仕事で忙しいし、休日も遊びに出かけたい。読書する時間なんてない。

でも、どうでしょうか。振り返ってみると、なんとなくスマホを触っている時間って内ですか?それで10分とか、15分とか、時間をつかってしまう。

読書というと、時間をとって書斎に座って、準備して読まねばならないかというと、そんなとはない。ちょっとした10、15分でできるのです。

著者の読書時間のほとんどは、「移動時間」だそうです。
通勤電車を待っている時間、電車に乗っている時間、手持ち無沙汰でなんとなくスマホを触ってしまう。そんなちょっとした時間に、読書はできる。そう考えると、忙しい毎日でも読書時間は確保できる気がしてきますよね。

まずは、読みたい本を決めて、それを持ち歩く。そうすれば、ちょっとした待ち時間に読書ができる。暇つぶしにスマホを触ろうかな、そんな時間を読書に充ててみる。

「スキマ時間」の方が、記憶に残る

読書は、「スキマ時間」でもできることを紹介しましたが、記憶への定着という点でも、スキマ時間の方が有利なのです。

最初の5分・最後の5分

何かの作業をするとき、初めと最後の集中力が最も高くなることが知られています。「さあ、やるぞ」という初めの頑張り、そして「もう少しだ」の最後の頑張りです。

たとえば、15分の読書をする場合、最初の5分が初めの頑張り、最後の5分が最後の頑張りであり、15分間のうち10分間がとくに集中力が高い時間ということになります。
一方で、60分間の読書であれば、60分間のうち最初の5分、最後の5分だけが集中力の高い時間となります。
つまり同じ時間ですが、15分を分けて4回取る方が、より集中して読書ができるということなのです。

15-45-90分の法則

また人間の集中力には限界があります。

最も高い集中力を発揮できる限界は、「15分」、
普通の集中力が発揮できる限界は、「45分」、
途中で少し休憩をはさめば、「90分」といわれます。

 

つまり、高い集中力が維持できるこの「15分」を活用するということが、効率の良い学びには重要なのです。

日々を振り返ってみると、「15分」のスキマ時間ならば、意外とあるのではないでしょうか。その時間にスマホを触るのか、読書をするのかで人生が変わってきます。

最後に

読書を通してより効率的に学ぶ方法を知ることができる一冊でした。
スキマ時間を活用し、記憶にのこる読書を通して、自己成長していきたいですね。